2017年01月23日更新
「2017全日本卓球女子シングルス」嬉しい最年少優勝の「平野美宇選手」

写真:「2017全日本卓球女子シングルス」嬉しい最年少優勝の「平野美宇選手」

平成28年度全日本卓球選手権大会(天皇杯・皇后杯)
1月22日最終日 女子一般シングルス決勝は15時10分から開始されました。

女子シングルス決勝…
平野 美宇 (WR 9位 jocエリートアカデミー/東京) VS 石川 佳純(WR 4位 全農/山口)
「平野ー石川」
(4 - 2)
 11− 6
 12−10
  8−11
 11− 9
  9−11
  11− 6

:1ゲーム目、速いタイミングでプレーする平野選手。
 終始先に攻めていました。
 一方、石川選手は様子見をしているのだろう、先に攻めたのは3本だけだった。(11−6)

:2ゲーム目、平野選手は徹底的に石川選手のバックサイドへ超高速卓球で攻め込んだ。
 後ろに下がらない平野選手は、ピッチの速い打ち合いでは分があった。
 石川選手も次第に平野選手の速いボールにも成れてきてジュースとしたが、
 連続ゲームポイントを許してしまった(12−10)

:3ゲーム目、今迄、平野選手のコース取りがクロスクロスで、
 初めてストレートに変えて1本を取った。
 石川選手も、サービスを変えて、サーブポイントを取るなど4-4から9-8までリードしていた。
 このゲームは取りたい 石川選手は、1本差に追いつかれた時「タイミアウト」を取った。
 ゲームを取りたい石川選手は丁寧な試合運び、このゲームを落としてもいいと思い切り攻め続ける平野選手。
 平野選手のサービスからの3球目攻撃は、思い切りすぎてオーバーミス(8−11)

:4ゲーム目、3ゲームのミスを修正した平野選手は、回り込まず速さ勝負の「超高速卓球」
 平野選手のエッジボールで表情を曇らせるが、すぐにネットインで得点した石川選手。
 石川選手の修正能力は素晴らしい!!強打をクロスで待ち受けた。
 平野選手は得意のチキータレシーブでミスしたり、石川選手のストップが浮かなくなってスマッシュが打てなくなってきた。
 平野選手のミスを少しづつ誘っている石川選手は、バッククロス待ちで、連続ポイント。
 8−6で平野選手のチキータレシーブがエッジ気味に入った。
 これから流れが変わり、平野選手のチキータの精度が上がってきた。
 平野選手は、恐れず強気にフォア、バックと交互に先に攻め続けた(11−9)

:5ゲーム目、ゲームカウント3対1。
 石川選手が追い込まれた5ゲーム目…どう攻めるのか
 序盤から戦術が決まらず悩んでいる石川選手に、ストレートや左右に速いタイミングで攻めて6ポイント連取(8−2)
 どんどん攻めてくる平野選手、5-8で平野選手側が「タイムアウト」
 石川選手も7連続ポイントを上げ追いついた(9−9)
 石川選手7連続ポイントで、平野選手はロングが出せず、ストップ戦術になり、ゲームを奪われた(11−9)
 
 
:6ゲーム目、ゲームカウント3対2。
 このゲームの作戦は、超高速卓球でミドル攻めしている平野選手!
 前の5ゲーム戦を断切るかの様な高速で、4連続ポイント。
 6-7で1本差迄追い着いたが、チキータや新技術で積極プレーの若いパワーを崩せなかった。
 其の侭、チャンピョンポイントを挙げマッチを制しました。(11−6)


☆「平野美宇選手」16歳9ヶ月の史上最年少チャンピョンが誕生しました。
 石川選手の4連続優勝は成りませんでした。

平野選手の優勝インタビュー…
 試合後に思わず嬉しさにこみ上げてきたものとは…

「リオ五輪では、4番目の選手でリオには行ったが、試合に出られなくて凄く悔しかった。
 全日本最年少記録達成もあり、今回の大会は絶対優勝したかった!!
 第5ゲームに優勝がよぎって負けたが、第6ゲームで勝てて良かった」と答えていました。

おめでとうございます、東京オリンピックのご活躍楽しみにしています☆彡